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常駐型フリーランスは違法?メリット・デメリットや常駐案件の探し方も解説

近年、多様な働き方が広がる中で、「常駐型フリーランス」というスタイルに関心が集まっています。特定の企業にオフィスを構えて業務を行うこの働き方は、在宅勤務や派遣社員とは異なる特徴を持っています。

本記事では、常駐型フリーランスの基本的な概念から、そのメリット・デメリット、そして気になる法的な側面までを詳しくまとめました。あなたにとって最適な働き方を見つけるヒントが、きっと見つかるはずです。

常駐型フリーランスとは

常駐型フリーランスとは

まずは、常駐型フリーランスがどんなものなのか、請負との違いなどを解説します。

常駐型はオフィスに拠点を置くスタイル

常駐型フリーランスとは、特定の企業(クライアント)のオフィスに赴き、社員と同じ環境で業務を遂行する働き方を指します。一般的なフリーランスが自宅やカフェで働く「在宅型」とは異なり、プロジェクトの期間中、週4〜5日フルタイムで勤務する形態が主流です。

最大の特徴は、「個人事業主としての高い報酬」と「組織の一員としての安定感」を両立できる点にあります。雇用契約を結ぶ派遣社員とは違い、企業と対等な業務委託契約を締結します。そのため、現場で密なコミュニケーションを取ることができ、大規模プロジェクトや機密性の高い開発案件に携わりやすいのが魅力です。

請負との違い

最大の相違点は、報酬の対象が「労働(時間)」か「完成物」かという点です。

常駐型フリーランスの多くは準委任契約に基づき、特定の業務を遂行することに対して報酬が支払われます。高度なスキルを提供し、現場でチームと共に動くプロセスが重視されるので、月額単価が固定されることが多く、収入が安定しやすいのが特徴です。

対して請負契約は、システムの納品やデザインの完成など「成果物の完遂」が義務となります。成果物さえ納めれば働く場所や時間は自由ですが、不備があれば修正をしなければなりません。常駐型はプロジェクトへの参画、請負は結果の提供を目的とする働き方です。

派遣社員との違い

派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、常駐先の指示に従って働くのが基本です。労働者保護の対象となるため、残業代や福利厚生が保証される一方、業務の裁量は制限されます。

一方、常駐型フリーランスは企業と対等な「業務委託契約」を結ぶ個人事業主です。企業側に直接的な指揮命令権はなく、業務の進め方は本人の裁量に委ねられます。責任は重くなりますが、中間マージンを抑えた高単価な報酬を受け取れるのが最大のメリットです。

正社員との違い

常駐型フリーランスと正社員の主な違いは、「雇用形態」と「働き方の柔軟性」です。正社員は企業と雇用契約を結びますが、常駐型フリーランスは企業と業務委託契約を結びます。

正社員は通常、一定期間の雇用が保証され、福利厚生や昇給制度がありますが、働く場所や時間は企業の規定に準じます。一方、常駐型フリーランスは契約期間に基づいて企業に常駐しますが、雇用保険や労災保険などは原則適用されません。

しかし、スキルによっては高単価を得やすく、契約によっては働く時間や内容をある程度交渉できる場合があります。組織への帰属意識や安定性を重視するなら正社員、専門性を活かして比較的自由な働き方を求めるなら常駐型フリーランスが適していると言えるでしょう。

常駐型フリーランスは違法になる?

常駐型フリーランスという働き方自体は、違法ではありません。企業と個人が対等な立場で業務委託契約を結び、その契約に基づいて業務を遂行することは、日本の法律で認められています。

しかし、以下のような例に当てはまる場合は注意が必要です。

・業務の進め方について企業から事細かな指示を受けている
・始業・終業時刻・休憩時間を厳格に指定・管理される
・作業場所を強制されて自由に移動や変更ができない
・契約外の業務や雑用を命じられる
・出欠確認や休暇の申請について社員と同じ承認フローを求められる

上記に当てはまる場合は、契約主体が曖昧になっているリスクがあります。トラブルを避けるには、契約内容と実態が乖離していないか、事前にエージェントや企業としっかり確認することが不可欠です。

業務委託契約であるにもかかわらず、企業がフリーランスを自社社員のように扱い、直接的な指揮命令を出すことは法律で禁止されています。「偽装請負」になっていないか事前に確認し、正しい働き方や契約を徹底しましょう。

常駐型フリーランスのメリット

常駐型フリーランスのメリット

常駐型フリーランスのメリットには、安定した収入が見込めることをはじめとした、さまざまなメリットがあります。以下で、詳しく見ていきましょう。

安定した収入が見込める

常駐型フリーランスの大きなメリットの1つは、安定した収入が見込めることです。多くの場合、 一定期間の契約に基づいて定量的な業務を行うため、月々の収入が大きく変動することが少ない傾向にあります。一般的なフリーランスのように、常に新しい案件を探したり、収入が途絶える心配をしたりする精神的な負担を軽減できるのが魅力です。

また、企業によってはスキルや経験に応じて高い報酬が設定されていることもあり、経済的な安定感を得やすい働き方と言えるでしょう。長期的なキャリアプランを考える上でも、安定した収入基盤は大きなアドバンテージとなります。

比較的大規模なプロジェクトに関われる可能性がある

常駐型フリーランスは、比較的大規模なプロジェクトに関わるチャンスに恵まれています。企業の一員としてプロジェクトチームに参画し、その専門知識やスキルを活かして貢献できるのがメリットです。

個人で活動するフリーランスではなかなか経験できないような、大きな開発プロジェクトや、社会的な影響力の大きい事業に携わることも珍しくありません。チームの一員として目標達成に向けて協力していく中で、自身の成長を実感できるだけでなく、貴重な経験や人脈を築くことも可能です。大規模プロジェクトを成功に導いた経験は、その後のキャリアにおいても大きな強みとなるでしょう。

チームで働くことで刺激や学びが得られる

オフィスに常駐し、企業の社員と一緒に働くことは、多くの刺激と学びをもたらしてくれます。異なる専門性を持つメンバーと協力し、それぞれの知識やスキルを共有すれば、新たな視点や発想を得ることが可能です。

また、チームで目標に向かって取り組む一体感や達成感は、個人で仕事をするフリーランスにはない魅力と言えます。日々の業務の中で、コミュニケーション能力や協調性といったビジネススキルも自然と向上するでしょう。周囲のプロフェッショナルから直接指導を受けたり、彼らの働き方を間近で見たりすることもできます。

オフィス環境や設備を利用できる場合がある

常駐型の働き方では、企業のオフィス環境や設備を利用できるというメリットがあります。快適な環境が整っているのはもちろんのこと、会議室・プリンター・インターネット環境など、業務に必要なリソースが整っている場合がほとんどです。自宅での作業環境に課題を感じているフリーランスにとって、オフィスを利用できるのは大きな利点となります。

また、オフィスによっては休憩スペースや福利厚生施設が利用できる場合もあり、より快適に業務に取り組むことができるでしょう。快適な環境で仕事に集中できることは、生産性の向上にもつながります。

生活のリズムが整う

常駐型フリーランスは、一定の勤務時間で働くことが多いため、生活のリズムが整いやすいのもメリットです。在宅勤務のフリーランスのように、仕事とプライベートの区切りが曖昧になりがちな状況を避け、決められた時間に業務を行い、それ以外の時間は自分のために使うといったメリハリのある生活を送りやすくなります。

規則正しい生活は、心身の健康維持にもつながり、長期的に高いパフォーマンスを発揮するために重要です。特に、自己管理が苦手な方は常駐が向いているかもしれません。

案件を獲得しやすい

企業側が限られた期間のみ動ける人材を求めている場合、常駐型フリーランスは案件を獲得しやすい傾向です。特に、専門的なスキルや経験を持つ人材は、企業にとって貴重な存在であり、幅広いニーズがあります。

また、一度常駐して企業で仕事をすれば、その後の契約更新や他の案件紹介にもつなげられるでしょう。エージェントサービスを利用すれば、自身のスキルや希望に合った常駐型の案件を紹介してもらえるため、自分で案件を探す手間を省くことができます。

孤独になりにくい

フリーランスとして働く上で、孤独感を感じることがあるかもしれません。しかし、常駐型フリーランスの場合、企業のオフィスで他の社員と常に顔を合わせて一緒に働くため、孤独を感じにくいのがメリットです。

業務上のコミュニケーションはもちろんのこと、日常的な会話など通じて、社員との良好な関係を築くことができます。フリーランスでありながら、組織の一員として働くことができる点は、常駐型ならではの魅力と言えるでしょう。

常駐型フリーランスのデメリット

続いて、常駐型フリーランスのデメリットを紹介します。

働く場所や時間が比較的固定される

常駐型フリーランスのデメリットとしてまず挙げられるのは、働く場所や時間が比較的固定されることです。一般的なフリーランスのように、自分の好きな場所で好きな時間に働くことはできないため、自由度は低いと考えられます。

多くの場合、常駐先の企業の就業時間やオフィス環境に合わせる必要があるため、場所や時間の融通が利きにくいと感じる方もいるかもしれません。しかし、その反面で働きやすい環境や安定的な収入が得られるため、メリット・デメリットの双方を踏まえた上で、検討する必要があります。

フリーランスとしての自由度が下がる可能性がある

常駐型で働く場合、フリーランスとしての自由度が下がる可能性があります。企業の一員としてプロジェクトを進めるため、業務の進め方や意思決定において、自分の裁量だけでは決められない場面も出てくるでしょう。

また、服装や髪形に関するルールなど、企業の方針に従う必要が出てくることもあります。完全に自由な働き方を求める傾向にあるフリーランスにとっては、これらの制約がデメリットと感じられるかもしれません。

企業内の人間関係に配慮が必要となる

常駐先の企業で業務を行う上で、企業内の人間関係に配慮が必要となる場面があります。外部から来たフリーランスという立場上、 常にその企業に所属している社員とは異なる立ち位置になるため、コミュニケーションの取り方や距離感に気を遣うケースもあるでしょう。

しかし、良好な人間関係を築くことはスムーズな業務遂行に不可欠です。積極的にコミュニケーションを取り、協力的な姿勢を示すことでチームの一員として、やりがいを持って働くことができるでしょう。

常駐型案件の探し方

常駐型のフリーランス案件を探す方法は、いくつか存在します。自分に合った方法を見つければ、効率的に希望の案件を見つけられるはずです。ここでは、代表的な探し方をいくつか紹介します。

フリーランス専門のエージェントを利用する

フリーランス専門のエージェントは、常駐型の案件を豊富に扱っているため、効率的に案件を探したい方におすすめです。エージェントに自身のスキルや経験、希望する働き方などを伝えれば、条件に合った案件を紹介してもらえます。

また、面談対策や契約交渉のサポートなど、案件獲得に向けた多くの支援を受けられるのも大きなメリットです。多くのエージェントは登録無料なので、まずは複数のエージェントに登録し、非公開の優良案件なども含めて紹介してもらいましょう。

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求人サイトや転職サイトを活用する

一般的な求人サイトや転職サイトの中にも、フリーランス向けの案件や常駐型の案件を募集している企業があります。これらのサイトでは、勤務地・職種・スキルなどの条件で検索できるため、自分の希望に合った案件を見つけやすいでしょう。

ただし、正社員の求人に混ざっていることも多いため、「業務委託」「フリーランス」といったキーワードで絞り込むのが効果的です。定期的にサイトをチェックして、新しい案件を見逃さないようにしましょう。

SNSやコミュニティで情報を集める

近年では、SNSやフリーランス向けのオンラインコミュニティでも、案件情報が共有されることがあります。特に、特定の技術領域や業界に特化したコミュニティでは、より専門性の高い常駐型案件が見つかる可能性もあるでしょう。積極的に情報発信や交流を行うことで、思わぬチャンスにつながることもあります。

また、過去に一緒に仕事をしたことがある企業や知人から、直接案件を紹介されるケースもあるため、日頃からのこまめな連絡を大切にしておくことも重要です。

企業に直接アプローチする

もし、特定の企業で常駐して働きたいという希望がある場合は、直接企業に問い合わせてみるのも1つの手段です。企業の採用ページや問い合わせフォームから、フリーランスとしての採用の可能性について打診してみましょう。

必ずしも募集していなくても、あなたのスキルや経験が企業のニーズに合致すれば、新しい契約の形が生まれるかもしれません。ただし、この方法は時間と労力がかかるため、他の方法と並行して行うのがおすすめです。

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【これはNG】避けた方が良い常駐案件

【これはNG】避けた方が良い常駐案件

常駐型フリーランスとして働く上で、魅力的な案件を選ぶことは重要ですが、中には避けた方が良い案件も存在します。以下のような案件に安易に飛びつくと、後々後悔することになりかねません。

・納期が短すぎる
・業務委託の雇用実績がない
・IT関係以外のもの
・指揮命令が細かすぎる
・PCや作業環境が著しく古い

納期が極端に短い案件は、常駐型フリーランスにとって大きな負担となる可能性があります。短期間で成果を求められるため、負担が過度に増えて休息時間の確保が難しくなるケースもあるので、注意が必要です。

また、業務委託の雇用実績のないクライアントとの契約、指揮命令が細かすぎる案件は避けた方が良いでしょう。IT関係以外の常駐型案件は一般的に数が少なく、フリーランスとしての専門性を活かしにくい場合があります。特に、以下のような職種には常駐型案件がおすすめです。

Webデザイナー
UI/UXデザイナー
Webディレクター
Webマーケター
フロントエンドエンジニア
マークアップコーダー

在宅での仕事で十分足りるような内容にも関わらず、出社を求めてくる企業も少なくありません。自身の希望と見合うか、報酬が十分かなども確認しながら、納得できる案件を受注するようにしましょう。

【必見】常駐型フリーランスの単価相場

2026年現在、常駐型フリーランスの月額平均単価は、リモート案件に比べても高水準で推移しています。これは、企業のDX推進や組織体制の強化に伴い、現場で密な連携ができるプロフェッショナルへの需要が再評価されているためです。

【例】
PM・コンサルタント:100万〜180万円
バックエンド・インフラ:70万〜100万円
デザイナー・フロントエンド:60万〜90万円

特にGo言語やPython、クラウド(AWS/Azure)のスキル、「VPoE」のような組織マネジメント経験があると、単価100万円を超えるケースも珍しくありません。常駐型は安定した高単価を維持しやすく、キャリアアップと高収入を同時に狙えるのが最大の強みです。

ただし、必ずしも高単価で契約できるわけではないため、自分のスキルなども加味しながら実力に見合う契約を交わしましょう。

常駐型フリーランスに向いている人の特徴

常駐型フリーランスは、作業の外注だけではなくチームの加速装置としての役割を求められます。以下の特徴に当てはまる方は、常駐型で高い評価を得て成功しやすいでしょう。

・チーム開発や対面での議論を楽しめる人
・自己管理が得意で生活リズムを整えたい人
・最新の技術や現場のノウハウを吸収したい人

現場の社員と直接コミュニケーションを取りながら、プロジェクトを動かすことにやりがいを感じるタイプは、常駐型に最適です。常駐は出勤が必須のため、在宅だとダラけてしまう、仕事とプライベートの切り分けを明確にしたい人にも向いています。

また、企業の内部システムや大規模な開発環境、優秀なエンジニアの動きを間近で見られるため、スキルアップの効率が非常に高いのが特徴です。

メリット・デメリットを理解して賢く選択しよう

この記事では、常駐型フリーランスの働き方やメリット・デメリット、案件の探し方などを紹介しました。

常駐型フリーランスは安定収入や大規模プロジェクトへの参加、チームでの協働といった魅力がある一方で、働く場所や時間の制約、自由度の低下といった側面があることも理解しておく必要があります。

案件を選ぶ際は、無理な納期や業務委託に不慣れな企業に注意しましょう。正社員や派遣社員など、他の働き方と比較検討することも大切です。

常駐型フリーランスがあなたのキャリアにとって良い選択肢となるか、この記事を参考にじっくり考えてみてください。

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