職種、スキル説明 UI・UXデザイナー
UI・UXデザイナーとは?
UI・UXデザイナーは、使いやすさやユーザー体験を設計する仕事です。ユーザー目線で考え、デザインする力が求められます。Webデザイン全般の知識やスキルが求められるケースも多いため、Figma・Adobe XD・Photoshopが使えると良いでしょう。
企業に勤めている場合には、UI・UXデザインだけができれば業務を進められることもありますが、フリーランスになると幅広い知識が求められます。Webサイトの構築に必要な一般知識は、しっかりと身につけておくのがおすすめです。
主な仕事内容
UI・UXデザイナーの主な仕事は、UIデザインとUXデザインに分けられます。以下で、それぞれの仕事内容を見ていきましょう。
①UIデザイナーとは
UIは「User Interface(ユーザーインターフェース)」の略で、ユーザーとの接点を意味します。UIデザイナーはUIを設計し、ユーザーがスムーズに製品やサービスとの接点を持てるような環境を作る仕事です。
Webサイトの「使いやすさ」を任される重要な仕事のため、優良なサイトの構築には欠かせません。フォントサイズや文字の配置はもちろん、画像の見やすさや全体の構図など、ユーザーが直接触れる部分をデザインします。
また、検索のしやすさや各種ボタンの押しやすさなど、操作性にも注目しながら設計しなければなりません。CVを獲得できるWebサイトを作るために、ユーザビリティを意識しながら検証と改善を繰り返し、より良いサイトを目指すことがUIデザイナーの目的です。
②UXデザイナーとは
UXは「User Experience(ユーザー体験)」の略で、Webサイトやサービスなどを通じてユーザーが得る体験を意味します。Webサイトの構築においては、UXデザインによって「使って楽しい」「サイトを使って良かった」などと思わせる設計が必要です。
ユーザー体験を向上させるにはUIデザインの先まで考え、Webサイトを使ったユーザーに満足感を与えられるような工夫をします。UIデザイナーよりもユーザー心理に長けている必要があり、ブランディングやマネジメントなどの知識も求められるでしょう。
また、ユーザー体験の向上にはユーザーインタビューやサイト解析も必要です。基本のデザインができるだけでなく、解析ツールを使いこなせるとUXデザイナーとして一歩前に出られる可能性があります。特にフリーランスにおいては幅広い知識が求められるため、良く用いられるツールの知識や技術を身につけておくのがおすすめです。
UI・UXデザイナーの年収
UI・UXデザイナーの年収は、300~500万円程度と言われています。決して高い年収だとは言えませんが、オンラインマーケティングが主流の現代においては、これからも需要のある仕事だと考えられるでしょう。
また、フリーランスのUI・UXデザイナーにおいては、より高い年収を目指すことも可能です。受注する案件によっては高額な報酬も期待でき、自身のスキルや経験次第で年収はアップします。
参考:https://online.dhw.co.jp/kuritama/work-and-annual-income-of-ui-ux-designer/
UI・UXデザイナーとWebデザイナーの違い
WebデザイナーとUI・UXデザイナーは混同しがちですが、同じデザイナーでも担当している部分が異なります。Webデザイナーは基本的にサイトの見やすさや見た目の部分を設計し、UI・UXデザイナーは使いやすさや使い心地を設計するのが特徴です。
企業では、WebデザイナーとUI・UXデザイナーが協力し合ってサイトを構築するケースが多いものの、フリーランスの場合はWebデザインを兼任することもあります。そのため、Webデザインの知識もあわせて身につけておくと良いでしょう。
フリーランスのUI・UXデザイナーに必要なスキル
フリーランスのUI・UXデザイナーには、以下のようなスキルが必要です。
・UI・UXデザイン
・Webデザイン
・コーディング
・営業
・サイト解析
・コミュニケーション
基本のUI・UXデザインスキルやWebデザインスキルに加え、コーディングの知識や営業スキルも必要です。フリーランスの場合は自身で仕事を獲得する必要があり、セルフマネジメントを行わなければなりません。
実際に仕事をする際は、クライアントとの密なコミュニケーションも必要になってくるでしょう。また、サイトの解析ツールが使えると仕事の幅が広げやすくなります。ユーザー体験をより向上させるためにも、解析ツールは使えるようにしておきましょう。